COD・APEX・VALORANT向けゲーミングPCのおすすめを究める
CODシリーズ・APEX・VALORANTなどのFPSをやるなら、ぜひゲーミングPCを用意したい。近年のゲームはグラフィックが大幅に向上している。それだけPCにかかる負荷も増えており、PCの性能が低ければ、カクつきやモニターへの表示速度のわずかな遅れを引き起こす。ターン制のRPGなどアクション性がないゲームなら大した問題ではないが、自分が死ぬ前に少しでもはやく敵を倒す必要があるFPSゲームではそれが負けにつながる場合も多い。そこで、ゲーミングPCの選び方を紹介していく。また、2024年現在のおすすめゲーミングPCをゲーム別に紹介していくので、ぜひ確認してほしい。ゲーミングPCの用途別紹介の目次
ゲーミングPCの選び方VALORANTおすすめゲーミングPC
APEXおすすめゲーミングPC
CODおすすめゲーミングPC
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ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCを選ぶ上で重視したい4項目について紹介していく。①GPU(グラフィックボード)
有名なCPU(計算処理を行う)とは別物。映像を処理する場合は、CPUがGPUに指示して行わせる。FPSゲームやバトロワの3Dグラフィックの処理もGPUが担当する。最近のゲームはグラフィックがどんどん高度になっている。GPUの性能が足りないとカクつき・表示の遅れといった問題が発生しやすい。GPUはゲーミングPCを選ぶ上で最重要な項目と言える。
普通のPCはGPUがないのが普通で、CPUが内部にあるグラフィックチップで3Dグラフィックの映像処理も担当している。ただ、古いゲームならまだしも新しい3Dゲームをプレイするには明らかに性能不足。FPSゲームやバトロワをプレイする場合、普通のPCではゲーミングPCを使っているプレイヤーに対して確実に不利となってしまう。GPUがあるというのが、ゲーミングPCをおすすめする最大の理由とも言える。
GPUを出している会社は2社ある。NVIDIAとAMDだ。
・NVIDIA
「Nvidia GeForce」と呼ばれるGPUを販売している。例えばRTX4080、RTX4070、RTX4060などの種類がある。下4ケタの数字が大きいほと性能が高いと考えていい。また、数字の後ろにTiなどと英語がついている場合は同じ数字のみの機種より性能が高い。
・AMD
「AMD Radeon」と呼ばれるGPUを販売している。例えばRX6900XT、RX6800XT、RX6800などの種類がある。下4ケタの数字が大きいほと性能が高いと考えていい。また、数字の後ろにXTなどと英語がついている場合は同じ数字のみの機種より性能が高い。
ゲーム用途であれば、NVIDIAの「Nvidia GeForce」を搭載したデスクトップゲーミングPCを選ぶのがおすすめだ。ゲーム会社のほとんどが「Nvidia GeForce」を基準にゲームを作成するため、ゲームと相性がいい。「AMD Radeon」と比べて総合性能で負けている「Nvidia GeForce」の機種でもゲーム性能だけ見れば勝っている場合がある。
プレイするゲームによってPCにかかる負荷は異なる。よって負荷がかかる重いゲームをプレイしようと思うなら、それだけ高性能のGPUを持つゲーミングPCを用意する必要がある。低性能のPCではFPS(フレームレート)が下がってしまい、戦闘時に不利となってしまうからだ。
FPS(フレームレート)とは1秒の間に移る画像の数を示す。
②CPU
計算処理を行う。PCゲームでは、GPUが担当する3Dグラフィック以外の計算能力も当然必要になるので重要な項目と言える。動作クロックの高さやコアの数が優れているほど性能が高いCPUと言える。
CPUを出している会社は2社ある。IntelとAMDだ。
・Intel
Core i9-11900K、Core i9-10900K、Core i7-11700Kなどの種類がある。Core i9-11900Kを例にすると、Core i9がブランド名であり、最後の数字が大きいほど性能が高い。11900Kは型番で、同じブランドであれば型番の数字が高いほど性能が高い。
・AMD
Ryzen 9 5950X、Ryzen 7 3800X、Ryzen 7 3700Xなどの種類がある。Ryzen 9 5950Xを例にすると、Ryzen 9がブランド名であり、最後の数字が大きいほど性能が高い。5950Xは型番で、同じブランドであれば型番の数字が高いほど性能が高い。GPUではAMDは劣るのだが、CPUでは選択肢となる。
CPUはIntelを選んでもAMDを選んでもいい。どれがいいのか一番わかりづらい項目だが、ひとまず、Intelであれば「Core i7」、AMDであれば、「Ryzen 7」を選んでおけば、ほとんどのゲームを快適にプレイできるのでおすすめ。Core i9やRyzen 9はオーバースペックで値段が高いのでおすすめしない。
③メモリ
CPUがゲームやその他アプリケーションを実行中に必要なデータを一時的に記憶する場所。FPSなど3Dを扱うゲームでは一時的に記録するデータも膨大となる。最近の3DのPCゲームではメモリ8GBを要求されることが多い。だからといって、メモリが8GBちょうどでは画面のカクつきなど問題が起こる可能性がある。16GBあれば基本的に問題が起こることは少ないのでおすすめ。ただプレイしながら録画するなど他のソフトも多く起動させる予定があるなら32GBも選択肢になる。
④ストレージ
最近のゲームは容量が大きい。ゲームを多くインストールすれば、ストレージを大きく消費することになる。よってゲーミングPCを選ぶ上でストレージ量は重要。
ストレージにはSSDとHDDがある。
・SSD
読込速度が速い(種類にもよるがHDDの2.5~5倍)。OSやゲームの起動が速くなる。起動以外でもゲームで読み込み動作は頻繁に発生するので、SSDならゲーム自体がスムーズに動くと言える。ただし高価格。
・HDD
読込速度が遅いが、低価格(種類にもよるがだいたいSSDの6分の1以下)。よってHDDであれば大容量にしても価格を抑えることができる。
SSDのほうが高性能だが、全てSSDのPCは凄まじい値段となる。よって、SSD+HDDのように2つのストレージを両方搭載したデスクトップゲーミングPCが多い。速度が必要なOSやゲームなどはSSD、それ以外のソフトやデータはHDDに保存することで、SSDの読込速度の速さとHDDの大容量の両方を活かすことができる。
SSDのみのゲーミングPCもあり、ゲームのみ行う場合はさほど困らない。だが、ゲームの録画ファイルやその他の作業ファイルがある場合はそれを貴重なSSDに保存するのはもったいない。外付けHDDなどを検討すると良い。
おすすめ外付けHDD
参考として、Windows10のOSは30GB前後、最近の3Dゲーム1つで40~100GB程度のストレージを消費することが多い。個人的に、SSDは最低でも250GB、できれば500GB以上のゲーミングPCを選ぶのをおすすめする。
ゲーミングPCを選ぶ際は特に以上の4項目(GPU、CPU、メモリ、ストレージ)を重点的に確認しよう。
加えてゲーミングモニターの性能に合わせたゲーミングPCを用意することが重要になる。
例えばリフレッシュレート240hzのゲーミングモニターがあったとしても、プレイするゲームのFPS(フレームレート)が60程度しか出ないゲーミングPCだとゲーミングモニターの性能を活かせない(60hz出るゲーミングモニターで十分と言える)。
最近のゲーミングモニターはリフレッシュレート144hzのものが多く、それに合わせてゲーミングPCも用意しているプレイヤーが多い。ゲーム環境で有利に立ちたいなら240FPSを狙えるようにゲーミングモニターとゲーミングPCを購入したい。
リフレッシュレートなどの用語がわからない場合やゲーミングモニターはどれにすればいいのかわからない場合は以下の記事を確認してほしい。
おすすめPCゲーム向けゲーミングモニター
また、ゲームをプレイするのに必要なスペックをやや上回る性能(特にGPUとCPU)のゲーミングPCを購入することを推奨する。理由は以下の2点だ。
・ゲーミングPCなど全てのPCは使っているとだんだんと性能が低下する。
経年劣化や不要なファイルのゴミの蓄積などが原因であり処理速度などが低下する。これはクリーン・デフラグなどである程度軽減できるが完全には避けられない。
・年月が経てば、発売されるゲームの要求スペックも上がってくる。
「新たに発表されたゲームをプレイしたいと思ったが、スペックが足りない」ということがないようにしたい。
特にPCを使い続けることによる性能低下は多くの人が感じたことがあると思う。
自分の体験として、昔買ったメモリ4GB(他の性能は覚えていない)のPCは買った当時は何の性能の不満も感じなかったが、3年たつとインターネットの閲覧だけでメモリ不足となり、遅すぎて使用するのが困難になっていた。
後々、後悔しないためにも、性能に余裕をみて購入するゲーミングPCを決めるようにしたい。
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VALORANT向けおすすめゲーミングPC
アストロメダのRyzen7 5700X/GeForce RTX 4060値段 | 174,980円(税込) |
GPU | Geforce RTX 4060 8GB |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB |
総評
GPUとしてRTX4060を積み、CPUはRyzen 7。高い処理性能を持つ割には価格が抑えられた商品。
メモリも16GBと十分あり、SSDも500GBあるので複数の最新ゲームを入れることができる。
VALORANT公式サイトによるハイエンドモデル(144FPS出る)の性能は以下の通り。
GPU | GTX 1050 Ti |
CPU | Intel i5-9400F 2.90GHz (Intel), Ryzen 5 2600X (AMD) |
ただし、VALORANTはフルオート頭一撃キルや頭当て2発キルなどが可能で、全FPSの中でも最もキルタイムが速い作品の一つ。処理性能不足によるわずかな遅れが大きな実力差を生み出す。
このゲーミングPCならVALORANTで240FPS(フレームレート))を目指すことも可能だ。
ここまで性能の話をしてきたが、内部が見える独特な構造も存在感がありかっこいいのも魅力。ぜひ確認してみてほしい。
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APEX向けおすすめゲーミングPC
アストロメダのRyzen7 5700X/GeForce RTX 4070値段 | 219,980円(税込) |
GPU | Geforce RTX 4070 12GB |
CPU | Ryzen7 5700X |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB |
総評
GPUは高性能のRTX4070。CPUもRyzen7 5700Xと十分な性能。高い性能を持っている。
メモリも16GBと十分。SSDも500GB搭載。
Apex Legends公式サイトによる推奨スペック(60FPS出る)は以下の通り。
GPU | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
CPU | Intel i5 3570K |
APEXは実際にはそこそこ重め(CODシリーズ>APEX>VALORANT)の作品となっている。
勝ちにこだわるなら240FPS(フレームレート)を目指したいので、余裕を見てこのゲーミングPCを購入するのがおすすめだ。
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CODシリーズ向けおすすめゲーミングPC
アストロメダのCore i7 14700F/ RTX 4070値段 | 268,990円(税込) |
GPU | Geforce RTX 4070 12GB |
CPU | Intel Core i7 14700F |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB |
総評
GPUは高性能のRTX4070。CPUもCore i7 14700Fと性能十分。非常に高い性能を持ち、2024年現在のほぼ全てのPCゲームを快適にプレイできる。
メモリも16GBと十分。SSDも500GBあり複数の最新ゲームを入れることが可能だ。
COD公式サイトによるBO6(最新作)の推奨スペックは以下の通り。
GPU | RTX 3060 |
CPU | Intel Core i7-6700KまたはAMD Ryzen 5 1600X |
更にCODシリーズはVALORANTほどではないがキルタイムが速い作品であるため、一瞬の処理の遅れが起こると、そのせいで敗北することもある。
特に240FPS(フレームレート)を目指したり画質を落とさずプレイしたいなら、余裕をみてこのゲーミングPCを購入するのがおすすめだ。
予算は足りない場合は前に紹介したVALORANT向け、APEX向けのゲーミングPCも選択肢となる(一応、VALORANT向けゲーミングPCでもBO6のスペックは超えている)。
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